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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (1)

「突発性難聴」に苛まれた、
 暑い、暑い夏の2週間


 私は55歳の雑誌編集者です。今年7月下旬、異様なまでの暑い日々が続く中、1泊2日で取材出張が入りました。その日の朝、疲労感を感じながら5時に起き、6時台の品川発の「のぞみ」に乗って、9時半からは名古屋近郊、知多半島の街で仕事開始です。その日も蒸し暑い中、夕方まで数カ所を車で案内していただき取材を続けました。そして夕方から、翌日の取材先である県北の別の街に移動しましたが、当初の約束時間に到着できなかったため、ホテルに着くなりシャワーも浴びずに、お迎えの車に乗って夕食会のお座敷へ。寛いだ雰囲気で、翌日の取材先の法人代表、幹部諸氏と一緒に、食事と会話を楽しみましたが、翌日も、またまた猛暑の取材となってしまいました。バテバテになりながら、夕方5時頃にお暇し、名古屋から新幹線に乗車したのが6時半頃です。ビールを1缶空けて、その後は寝てしまったようですが、久々に自分のイビキで、はっと目を覚ましました。今から振り返ってみると、この時、既に相当な疲労が溜まっていたのだと思います。
 
 帰宅したのは、夜9時過ぎでした。帰宅後、シャワーを浴びてビールを飲み干しましたが、何だか、いつもの爽快感は感じません。身体がかなりへたっていたのでしょう。翌日は、朝9時に池袋での取材アポイントがあったのですが、出張前のバタバタで書類を会社に置き忘れてきたことに気づき、少なからず心理的にもダメージを受けました。翌朝6時に起き7時に家を出て、会社に寄ってから取材に出かけました。その日は、さすがに疲れが溜まっていましたので、夕方、早めに帰宅。自宅で食事をし、妻とテレビ映画を観ていましたが、どうも音量が小さく思われ、リモコンに手を伸ばしボリュームを上げました。すると妻が「音が大きすぎない」と、言い出したのです。そんなことはないだろうと、片耳ずつ耳を塞ぎながら音を確認してみると、況や耳に異変が起こっていたのです。左耳が聞こえづらく、特に中低音が認識できないほどの悪さでした。

 翌、金曜日午前中、会社で急ぎの仕事を片付け、同僚の勧めに応じ、背中を押されるように、午後から耳鼻科クリニックを受診しました。「突発性難聴」であるらしいことは、この時点で分かっていましたので、ネットで検索し、どのような疾患で、どのように治療されているものなのか、治療に当たっての選択肢は何か、など一通りは調べ上げ、「急性期の病院でのしっかりとした治療を受けるなら、この病院」と目安も付けていました。私が入院することになったのは「財団法人東京都保健医療公社荏原病院」、今は病院名が変わっていますが、旧都立病院です。ブログなどで、ここの高圧酸素療法と神経節ブロックを毎日繰り返すプログラムが評価されていたこともあって、ここに辿り着きやすいクリニックを選んだのは云うまでもありません。

 病院のホームページの「耳鼻咽喉科のご案内」には、特色・専門領域として、「突発性難聴に対して多彩な治療が可能です。基本的にはステロイドの点滴を中心に、星状神経節ブロック、高気圧酸素療法を加えて約2週間入院して行います。他院で治療されるも改善しなかった患者さんも多数訪れており、東京のみならず神奈川や埼玉など近郊からも受診されています」と記載されていました。実際に、都内遠方だけでなく、大阪などから入院する患者さんも、おられるそうです。


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http://www.ebara-hp.ota.tokyo.jp/index.html

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (2)

病院に繋げることを前提に
クリニックを受診


 この病院の連携医療機関となっている、自由が丘のクリニックを訪れると、午後3時からの午後診療に丁度間に合い、そこで早速、医師の診察と聴力検査を受けました。聴力の検査機器である「オージオメータ」ーで、外耳からの空気伝導と、耳の後ろの骨に金属を当てて音を流す骨伝導の両方のルート、それぞれで周波数の異なる音を聞きます。左右の耳のデータを取りますが、私の場合、左耳では高音が聞き取れるものの、中音域から低音域に至っては、音出しのスイッチが押されているタイミングが気配で分かっていても、ひたすら「サー」という無音状態が続きました。当然、結果シートには、明らかに左耳の中低音域が低下している様が描かれていました。

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 周波数1000Hzの中音域で聴力レベル45dB、500Hzと250Hzでは65dB、125Hzは60dBでしたが、どれも通常の音量では音を感じ取ることが出来ないレベルです。正常なゾーンとしては20dB以内が望まれます。0dBは原音レベルですから、生身の人間には無理として、それより少し大きな音なら聞けるというのが、このゾーン。35dBを越え40dB位まで音量を上げなければ聞こえないのが、比較的軽度の難聴だそうですが、私の場合は中低音だけですが、難聴の度合いとしては、決して軽いレベルではないようだ、中重度だと、直ぐに悟りました。この時、事態の大きさに初めて気づいたのでした。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (3)

オージオメーターで分かったこと
500Hz、1000Hz、2000Hzが重要


 私は、毎年ある大学病院で人間ドックを受けていますが、必ずオージオメーターで聴力検査をされます。これまでは何気なく、やられていたのですが、流石にハンデを背負っての検査は気持ちの良いものではありません。普段とは、心理状態も少し違って、緊張を余儀なくされます。人間は、20Hzの低音から、20000Hzの高音までの音域で音を認識できるといわれています。もっとも、山で落雷の直撃を受けた時に、雷鳴の圧倒的な重低音を聞きました。この私の経験からすると、骨振動では更に低い音を体感することができているのではないか、音として認知できなくても振動を体感できているのではないかと思っています。薄っぺらで厚みのない音と膨らみのある音の差が、この辺りに潜んでいるのではないかと、私は勝手に信じています。

 それは兎も角も、この検査では125Hz、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hz、8000Hzの7つの周波数について調べます。 人間の声の周波数帯域は、およそ500Hzから3000Hzの間といわれていますので、 特に500Hz、1000Hz、2000Hzが日常生活において重要なエリアです。オージオメーターで計測してプリントアウトされるグラフは「オージオグラム」といいますが、0のラインが太く示され下に10dB刻みでラインが引かれています。下に行けば行くほど大きい音でなければ、聞こえないという事です。正常な聴力の人は、20dB以下の範囲内に収まっていますが、耳の遠い高齢者では2000Hz位からの高音域のレベルが一気に落ちてきます。私が男性ニュースキャスターの声が聞き取れなかったのは、1000Hzを境に、それよりも下の周波数帯が60~65dBと低下していたからです。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (4)

治療は時間との勝負
無為の土日が恨めしい


 結局、クリニックでは土曜・日曜に飲むステロイドとビタミン薬を処方され、酒、テニスなしで週末を安静に過ごすよう注意を受けました。月曜日の朝一で再来院を約束しましたが、この時クリニックの医師は、既に入院紹介を決めていたように思えました。この疾患には早期治療開始が絶対条件であるというのが、関係者の一致した考え方のようでしたから、私も漠然とですが入院を覚悟しました。果たして、飲み薬の効力はほぼ無力で、土日の夜のニュース番組を見ていても聞こえてくるのは女性キャスターの声だけで、男性解説者の低い声が左耳から聞こえてくることは遂にありませんでした。

 そしてその月曜日、クリニックで再検査を受けましたが、ほんの少し改善していた程度で、お約束通りに病院を紹介され、そのまま午後から紹介状を持って病院の外来を訪れました。当日外来で私を診察し、入院中の私の主治医となったその医師は「どうするかを、しばらく考えてください。大凡2週間の間、仕事を休まなければなりません」と諭すように、決断を促すように、ゆっくりと声を抑えて私に云ったのです。

 「通院では無理ですか」と私。「通院では、この治療ができませんので、入院していただかなければなりません」。そうですか。「でも忙しいビジネスマンに、2週間は難しいでしょう? 皆さん、どうされていますか?」。「確かに、今取り組んでいる仕事の方が大事だと、治療を選択されなかった方も、これまでに何人かいました」。命に関わる疾患ではない故、爆走ビジネスマンなら、そういう考え方をすることも当然あるでしょう。それでは私は、どういう選択をするか。こうなれば、やってみるしかないでしょう。勿論、翌日からの入院です。「先生、よろしくお願いします」と、素直に頭を下げました。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (5)

入院治療によってさえも
3分の1しか完治しない


 余り気の進まない入院でしたが、結果的には入院治療の甲斐あって、入院後の経過は当初予想以上に素晴らしく良かったのです。入院は3歳の誕生日に小児性の腎臓炎で、何ヶ月か入院して以来でしたので、毎日が新鮮な入院生活でしたが、何よりも完治した今、私は幸運を感じています。たった3分の1しかいない、幸せな完治者の中に入れたことを感謝しています。
 
 治る確率を尋ねると、主治医は「だいたい3分の1の方が、ほぼ完治します。そして3分の1の方が改善はしますが、十分なレベルまでは難しく、残りの方はそれも望めません。そういう難しい病気です」と答えたのです。この確率を聞いた瞬間に、私の気持ちが高ぶりました。「ならば、その3分の1にはいってやろうじゃないか」と。その後の私の入院生活と具体的な治療内容について、経験談をお話ししましょう。

 まず、濃厚な治療が行われますので、ベッドでゆっくりするような時間は、日中ほとんど取れません。入院の12日間、私は毎朝6時前に起床し、ほぼ夕方5時までは、空き時間が1時間ほどしか取れませんでした。治療に各診療科のフロアに通わなければなりませんので、時間の余裕を見ながら早めに病棟を出ます。また外来患者さんも沢山おられますので、各診療科で待たされることもあります。
 
 この病気で入院した場合、「身体を休めることも治療のうち」と点滴を打ちながらベッドで寛いでいるようなイメージを持たれている方も多いと思いますが、それとは正反対の忙しすぎる入院でした。仮に仕事を持ち込んでも、十分に時間を掛けることはできません。読書やテレビを見る時間をすべて割り振っても日中に1時間程度、夕食後の3時間程度が精一杯でした。病棟食堂では、携帯電話が使え、モバイル通信でネットにもアクセスできますが、まとまった時間、決められた時間の連絡は取れないものと覚悟の上で、入院した方がよいと思います。

病院から、呑川方面、東雪谷を見下ろすと、正面に武蔵小杉の高層ビル群、富士山も頭をのぞかせます。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (6)

【1】 ステロイド点滴

 病棟では朝6時が決められた起床時間ですが、だいたいその20分位前には何となく目が覚めてしまいます。歯を磨いて、ベッドサイドのテレビを付け、体温計を脇に差して、看護師の到着を待ちます。そして6時15分頃、看護師が現れ、それから約2時間の「ステロイド点滴」が始まります。毎朝、必ず点滴となりますので、点滴用の針が効き手と逆の手首に留置されます。毎日、針の抜き差しはありませんので、生理食塩水で凝固した血液を溶かし、チューブを繋ぐと直ぐに点滴が落ちてきます。利便性が整然と調和させられているといった感じです。

 点滴は「ソルデム3A輸液」(通常のブドウ糖の食塩水溶液の点滴剤)にステロイド剤である「リンデロン2mg」が処方され、当初は「0.5mg×4=2mg」体内に注入されます。点滴速は101ml/1時間ですので、約2時間の点滴となります。ステロイドは治療開始時は多めに処方し、それから徐々に少なくしていくものだそうで、私の場合、1週間目くらいから「0.5mg×2=1mg」になっていたようです。

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 ステロイド点滴は、突発性難聴に効果のある治療法として確立されているようです。症状が軽い場合は「プレドニン」等の内服薬も用いられるそうですが、入院による点滴では「リンデロン」がよく使われているようです。内耳の炎症を抑制し、神経細胞の酸化を防ぐ効果があるのですが、ただステロイドは強い副作用がある薬ですし、急に投与を中止してはいけない薬だそうで、投与を中止した後も、数日程度は体内に残留する薬だそうです。ある程度治癒しても直ぐに退院できないのは、ステロイドの性なのかも知れません。

 退院が決まった時に、主治医から「ステロイドは数日間、体内に残りますので、退院後の数日間は大量にアルコールを摂取するようなことは控えてください」と注意を受けました。医師の管理が必要ですので、この病院では外来患者へのステロイド点滴は、原則として退院後の患者以外には実施していません。

 ともかくも点滴をしながら、点滴台のキャリアを引いて食堂まで行き、そこで8時からの朝食をすませ、落ちるスピードを調整して貰いながら点滴を終え、5階病棟から2階の麻酔科外来に降りて、8時半からは「星状神経節ブロック」の注射を受けます。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (7)

【2】 星状神経節ブロック

 星状神経節とは、頭から首、胸などの機能を刺激制御し司る「交感神経」が束になっている部分で、神経をリラックスさせる「副交感神経」と連携して、バランスの取れた状態を常に探っているシステムが私たちにはあるのですが、この神経を圧迫する「交感神経」に局所麻酔を注射して、制御を少し緩めていただくというイメージの治療です。星状神経節は、首の付け根辺りの左右に1箇所ずつあり、正面から喉仏の横を強く押すと、コリコリとした固い神経節を指先で感じることができます。

 外来の受付は8時半からですので、麻酔科受付には入院患者しか姿を見せていません。入口近くの血圧計に腕を入れて自分で血圧を測定し、結果シートに病棟番号と氏名を書き込んで小さなトレイに置いておきます。それが治療申込みのサインとなります。処置室には電動で上下する処置ベッドが12、3台並んでいますが、患者はまず横になり10分ほど休憩しながら処置順を待ちます。当然、私たちの場合は、頭を通路側に取りますが、天井を見上げると真上に、丁度、顔に当たるように空調の丸いプラスチックの輪が1床づつ割り当てられていることが分かります。処置中は、その側のほっぺたが、やや熱を帯びて赤らみ、眼も少し充血します。多少の熱気を感じますので、天井から涼風が降りてくるのは、大変有り難いものです。そうこうしている内に、麻酔科の医師が一人ひとりの患者さんに声を掛けながら、体調を問い、処置を始めます。氏名を確認し、それから左指先で、私の喉仏のすぐ左(私の場合は、左耳に問題があるので)を強く押さえながら、周囲から回すように星状神経節の位置と全体像を指先で確認していきます。

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 触れられている方も、探り当てられた星状神経節のコリッとした感じが意識できます。「それでは、いいですか」と声が掛かり、「入ります」で「すっ」と針が入り、医師は状態を確認しながら、ゆっくりと麻酔薬を注射します。やがて液が回り始めると「ずん」という重い感触を体の中に感じます。すかさず「大丈夫ですか」と聞かれます。「はい、大丈夫です」と答えながら、もし何かあるとするなら、ここで起こるのだろうなどと想像してしまいます。もっとも別の医師は、ターゲットに指を押し付けると、やおら針を突き刺し「完璧!」と発し、打ち終わると「パーフェクト!」と自讃しながら、患者の心の安心を誘導(?)したりもしていました。ここが麻酔科医の腕の見せ所、経験とスキルだと、何かに書いてありましたが、頸動脈や静脈の奇形がある方の場合、血管を傷つけたり、麻酔薬が脳に回ってしまうような事故も起こりうるそうです。もっとも麻酔薬ですので、少量なら脳内に回っても、特に重篤な結果とはならないようで、また頸動脈を傷つけるような大事故も、それほど多くはないようです。1万数千回に1回位の割合で事故が起きていると云われましたが、確かに毎日2回のブロックですから、2週間の入院では10回以上を受けることになります。確率は10倍になりますので、千数百人に1回の割合。これが高いか、低いか、リスクをどのように見るかは、皆さんの考え方次第だと思います。

 さて注射液が入るときは、首から肩、背筋くらいにかけて「ずん」とした重みを感じると書きましたが、実際に注射されている時間は数秒です。そして止血のために20~30分。これは自分の中指と薬指で、首の神経箇所を強く圧迫しなければならず、指も痛くなり手もしびれます。止血という説明でしたが、何度か経験している内に、麻酔薬の拡散を促しているようにも、思えました(看護師に確認しましたが、私の個人的な感触で、あくまで止血目的だそうです)。この間、天井を眺めるほか何もできません。途中2回に亘って、看護師が血圧を測定しますが、私の場合は左手に点滴用の針が留置されており、右手で止血していますので、この血圧測定はパスせざるを得ません。20分後タイマーが鳴り、止血を確認しますが、私の場合は血の止まりが遅いのか、押さえ方に問題があるのか、ほとんどが「あと10分」となりました。

 事後の休息を入れて血圧測定後、約30分間過ごしたベッドから立ち上がれます。麻酔が入っていますので、左の顔面が少しだらしない顔になるのは仕方がありません。足をもつれさせないよう、ゆっくりと病室に帰ります。退院近くなってから試してみたのですが、更に病棟のベッドで15分くらいは寝ていた方が、長く交感神経の弛緩状態が続いているように感じました。この位のことは、初めからしておくべきだったかと、少し反省。

 私の入院した病院の麻酔科の医師達の手慣れた処置、立ち振る舞いは、かなり安定感があり、経験と手技の技量は信頼できるものでした。それにしても、麻酔科の医師という職種に、これほどコミュニケーション能力が必要だとは思ってもみませんでした。ここの医師達は、ブロック注射を受けに来る高齢の患者さんとよく話をします。一聴すると世間話のようですが、その実、高齢の方に生活や体調を聴き出しながら、心を穏やかにさせようとしているようでした。これも入院して出会った、新たな発見でした。

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L100 神経ブロック(局所麻酔剤又はボツリヌス毒素使用)
星状神経節ブロック、仙骨部硬膜外ブロック、顔面神経ブロック  340点
[通知](1) 神経ブロックとは、疼痛管理に専門的知識を持った医師が行うべき手技であり、疾病の治療又は診断を目的とし、主として末梢の脳脊髄神経節、脳脊髄神経、交感神経節等に局所麻酔剤、ボツリヌス毒素若しくはエチルアルコール(50%以上)及びフェノール(2%以上)等の神経破壊剤の注入又は高周波凝固法により、神経内の刺激伝達を遮断することをいう。(以下、略)
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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (8)

【3】高圧酸素療法

 そしてこの病院で極めて特徴的な治療は、突発性難聴の治療に「高圧酸素治療室」を活用することです。国の基準では2絶対気圧(大気圧の2倍、水深10mの圧力に相当)で、1時間以上100%酸素を吸入することを「高気圧酸素治療」と定義しています。100%の酸素を吸うとヘモグロビンがほぼ100%酸素と結び付き、さらに高気圧下では血清にも酸素が溶け込みやすくなるそうです。高気圧酸素治療では、特にこの血清に溶けた「溶解型酸素」が威力を発揮し、組織を活性化させ、傷んだ組織を修復します。

 しかし、そもそも都内で高圧酸素治療を提供できる医療施設は、非常に数が限られています。急性期の大病院でも、設備のない所の方が多いのです。私の入院した病院の近隣には、救命救急センターを持ち3次救急を担っている大学病院が2つありますが、この設備のあるのは1病院。しかもその設備が小規模であるため、突発性難聴にはほとんど使われていないのではないかと聞きました。大病院だから何でもできるわけではありません。地域の2次救急を担う病院ならではの個性を知り、スムーズにアクセスすることの大切さ、時代の要請と、それに応える病院の戦略がニッチな部分でも動き始めていることを改めて知るべきでしょう。私の場合は、自宅近くにこのようなプログラムがあり、大変ラッキーであったと思いました。高圧酸素治療装置には1人用の第1種治療装置と、多人数用大型の第2種治療装置があるのですが、第2種は全国に50数台程度しか設置されていないのだそうです。私たちのような突発性疾患の患者にとって、病院の第一選択肢から外すわけにはいきません。

 さて「高圧酸素治療室」は、がん治療のリニアックなど放射線治療機器が置かれる地下1階にあります。管理は脳神経外科。そうです。ここで治療を受ける患者さんは、脳血栓に効果の期待できる脳神経外科と、外傷の修復が見込まれる整形外科、そして放射線治療の効果を上げるがんの患者さんがメインなのです。しかし私の入院中は、突発性難聴の方が、いつの回も2、3人はおられました。

 この設備は1日3回動きます。午前11時、午後1時30分、午後3時15分の3回。どこかの枠が割り当てられ、毎日1時間30分入ります。街のスポーツジムにあるような、近未来的デザインの小さな個人用カプセル(気圧は1.2気圧程度と低い)ではなく、宇宙船や深海艇のような丸窓の付いた6人用の土管のような部屋に入ります。完全予約制ですので時間に遅れるわけにはいきません。入院して2日目に高をくくり、定刻ギリギリまで病棟にいたのですが、ステーションに呼び出し電話が入りました。それからは必ず10分前には到着するようにしました。

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 病棟で朝に看護師が記入した「高圧酸素治療室・安全点検表」を手にして地下に着くと、スタッフがまた血圧を測り、持ち物検査をします。ライターなど発火しやすいものは勿論、金属類、時計、電子製品などが持ち込み禁止です。高圧下での酸素療法ですから、爆発の危険性を考慮すると当然です。検査が済んだ人から装置の中に入り、リクライニングシートに座ると、酸素ホルダーを口にセットされます。全員が揃うと入口が閉められ、15分をかけて気圧が2倍、即ち2気圧に上げられます。この間、急速に気圧が上がりますので、初回は耳抜きの指導があります。(1) 唾の飲み込み (2) 欠伸も良いのですが、(3) ダイバーの息抜きと同じように、鼻をつまんで少し強く鼻をかむと一気に両耳から抜けます。30秒おき位でこれを繰り返すと、全く苦にならずに2気圧の世界に入ります。飛行機が着陸態勢に入ると気圧を上げていきますが、それ以上のスピードで気圧上昇しますので、海でのダイビングのように(3) の方法が最も簡単で確実です。15分後、アナウンスに従って吸入マスクから純粋酸素が噴出されます。気圧が上がった後は、気持ちの良い1時間の読書タイムです。皆さんは思い思いにリクライニングを倒し、本を開いたり、浅い眠りに落ちてゆきます。初回の時は、全身に酸素が回って、体が軽くなったような気すらしました。荏原病院の高気圧酸素治療室についての解説は以下をご覧下さい。
http://www.ebara-hp.ota.tokyo.jp/bumon/koukiatusannso.html

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J027高気圧酸素治療(1日につき)
1 救急的なもの
 イ 1人用高圧酸素治療 5,000点
 ロ 多人数用高圧酸素治療 6,000点
2 非救急的なもの 200点
[通知]「1」は次の疾患(突発性難聴 )に対して、
発症後1週間以内に行う場合に、1日につき所定点数を算定する。
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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (9)

【4】午後の部の星状神経節ブロック

 そして病室に戻る間もなく、続けざまに午後の「星状神経節ブロック」第2弾を受けます。ブロックを受けた後は、麻酔を受けた左側の頬が緩やかに弛緩し、左目もやや充血、内耳辺りの血行も「トクトク」と良くなっているのが明確に実感できます。内耳の辺りに神経を静かに集中して、血流をイメージし続けましたが、これはこれでそれなりのリハビリテーションになって居たのではないかと、ポジティブに勝手な理屈を付けました。

 なお高圧酸素療法が午後の場合、前後どちらかに神経節ブロックが入りますので、それらを終えて病棟に戻って来られるのは、ほぼ午後5時前です。こういう日は、午前中11時頃からの空き時間をシャワーに使います。何せ、入浴・シャワーは午後5時で終了ですから。夜6時からの夕食を含めて、消灯の10時までが入院生活における唯一の私的な時間です。午後7時からの3時間は静かな病棟食堂が生活の場。コンセントを確保し、パソコン& Eモバイルで仕事をしたり、読書をしたり…

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 それにしても「突発性難聴」の患者は増え続けているようです。私と入れ替わりで入退院をされた方で、話が出来た方だけで数人はおられました。

 内耳の機能が復活する限界点は、通常なら1カ月が目安だそうです。そして長く見積もっても発症後3カ月経つと、もう医学的に治癒の可能性がほとんどないという事で、事実上、治療はフェードアウトしていくようです。突発性難聴では、早期の治療開始が治癒の絶対条件です。ここはしっかりと頭に入れておいてください。①できるだけ早期に、②重装備の医療機関で、③やれる限りの治療を全てやってみるべきだというのが、私からのアドバイスです。

 私より早く入院した方で、少し改善しただけで完治に至らず、予め決められた2週間の入院生活に終わりを告げた方々が、何人か退院していきました。入院加療の経過が良好でなければ、退院後、外来診療に週2日ほど通い、神経節ブロックを受けることになります。もちろんこれにも時間的な限界の線引きはされる訳です。個人差はあるのかも知れませんが、2~3週間だと思います。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (10)

薬剤は代謝賦活剤「アデホスコーワ」と
食事から摂取できないビタミンB12


 薬は、朝・昼・夕食後の1日3回、4種類の薬を1錠ずつ飲みます。①「アデホスコーワ」は代謝賦活剤という分野の薬で、お薬説明書によると「脳の働きを活発にしたり、目眩を抑えます」となっています。 すぐに効く薬ではないため、ある程度飲み続ける薬だそうです。そして食事から摂取できないビタミンB12は②「メチコバール」によって末梢性神経障害改善を図ります。「神経に働き、しびれ・痛み・麻痺などの症状を改善したり、体内の酵素の働きを助けます」ということで、入院に留まらず、この病気の治療にはビタミン剤が必須のようです。

 ③「ユベラNカプセル」は「血液の流れを良くしたり、血液中のコレステロールや中性脂肪の量を下げます」ということで、生活習慣病の予防効果がありそうですので、むしろ普段から飲用しておいた方が良い薬なのかも知れません。これに胃薬である④「セルベックス」を加えて毎日飲みますが、私の場合は持病の痛風の薬「ザイロリック」を朝1錠飲みますので、これらを毎食用にセパレートされたケースにまとめ、飲んだ後の袋も回収しやすいようにしておきます。入院後、病院の薬剤師が病棟を訪れ、患者一人ひとりから質問を受け、簡単な注意事項を話していく「服薬指導」をしていきますが、毎回薬剤を飲んだかどうかの管理は病棟看護師があたります。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (11)

病院を選ぶことが、治療を決めること

 私の場合、この病気に対応した、濃厚なプログラムを持っている病院が、自宅近くにあって助かりました。難聴で病院を探そうとネットで検索を掛けましたら、この病院がかなり多数紹介されていました。「お勧めします」から「ここで駄目なら、他でも駄目」「やれるだけ、やった方が後悔が少ない」まで様々ですが、実は、都内で数人が同時に治療を受けられる大型の2種高圧酸素室を備えているのは、東京医科歯科大学医学部附属病院、日本医科大学附属病院と、私の入院先の荏原病院の3箇所です。近隣の昭和大学附属病院では高圧酸素室が小型1種であるために、脳血管疾患や整形外科疾患の患者さんを中心に使われ、突発性難聴患者の受入れは限られていると聞きました。また3箇所の内の日本医大の耳鼻咽喉科では教授陣が「突発性難聴に、高圧酸素療法は有効たり得ない」という判断をしているようですし、1種も都内に5医療機関が保有するだけです。ということは、事実上、あらゆる手を尽くそうとするなら、都内に2つの病院しか選択肢がないことになります。突発性難聴の治療に使われているかどうかは、分かりませんが、全国の高圧酸素による治療施設は、下記のホームページを参照してください。

http://www.jshm.net/shisetu.html

 通常の治療の場合は、星状神経節ブロック注射と、ステロイド点滴、ビタミン剤等の投薬というレベルに収まるのでしょう。勿論、それだけでも回復する可能性はあるのかも知れません。しかしどうしても治したい、可能性を徹底的に追求するなら、やれることは全てやって貰いたいと思ってしまった手前、もう私の進むべき道は一つしかなかったのです。皆さんは、如何でしょうか。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (12)

突発性難聴は「感音難聴」
しかし病気の原因は分からない


 「突発性難聴」は原因不明の病です。ストレス説とウイルス説があるようですが、全世界で数々の研究がされているにも拘わらず、原因同定には至っていないそうです。しかしいずれにしても体力の弱った体を選んで、意地悪く取り憑くのだろうと思います。日頃の生活において極力ストレスを溜めず、体調にも気遣うことが一番の予防であるかも知れません。

 ただ「原因不明」とは云っても、「内耳の疾患」であることは確かです。耳の穴から鼓膜までが「外耳」、鼓膜から耳小骨までが「中耳」、そしてその奥にある、平衡感覚を司る「三半規管」「前庭」、そしてカタツムリの形をした器官「蝸牛(かぎゅう)」を総称して「内耳」といいますが、この「蝸牛」には音を感じる神経細胞があり、音はここから脳に電気エネルギー信号として伝達されます。この内耳の構造については、私の知識の及ぶ所ではありませんので、詳しく知りたい方は、どうか文献を探して調べてみてください。

 さて、突発性難聴は、この内耳の機能低下、機能不全が引き起こす「感音難聴」です。オージオメーターで聴力検査を受けるときに、ヘッドホンを通して聞くのは「伝音」ですが、ヘッドホンではなく金属球を耳の後ろの骨に密着させて音を流す検査方法があります。「感音」のチェックです。突発性難聴は内耳の疾患ですので、中耳炎などと異なり、骨を通した「感音」を感じることはできません。これで内耳に異常が発生していることが確定します。

 内耳の細い血管に十分な血液、即ち栄養や酸素が行き渡らず、繊細な神経細胞の活動が鈍り、劣化、衰弱した状態において、突発性難聴が起こるのでしょう。おそらく疲労の蓄積、過度なストレスなどにより、自律神経が必要以上に緊張し硬直化することにより、血管が収縮し、血液やリンパ液の滞留障害が起こるのだと思います。よく似た病気に「メニエール病」という病気があるようですが、この病気の特徴は激しい回転性の目眩が起き、天井がぐるぐると回転したり、吐き気が起きたりするような激しい感覚障害を伴うということです。併せて耳鳴りなどの症状も起きます。また耳詰まりと耳鳴りが続き、或いは自分の声が反響して響き、耳に水が詰まったような感じがする「急性低音障害型感音難聴」という女性に多く見られる疾患もあるようですが、私の場合は中低音を感じることができなかったものの、耳詰まりと耳鳴り等は全くといって良いほどありませんでしたので、突発性難聴という診断になったのだと思います。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (13)

自分で経過確認するための指標を作る

 私は入院が決まった月曜日から、同じ楽曲を朝晩の2回、必ず聞くことにしました。選んだのは、ベースの音が低くうねるロックの曲です。米国のロックバンド「Nickelback」の「Never Again」という曲ですが、左耳で感じることのできなかった、その低音がどのように回復してくるかを、自分の耳でしっかりと確認したかったのです。

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 この定期的な自己聴力チェックをして、実際に時系列的に聴力の復活してくる様を実感できたことは、モチベーションを高いままに保つ意味で効果があったと思います。少しずつ聞こえ方が戻ってくるのが分かりましたから、次の検査で、どの程度のdB値が出てきそうかが予測できました。ただ聞こえることと、一つひとつの音が粒として感じられることは違います。音として聞こえていても、いま一つ音の輪郭がぼやけているような感覚が8月2日まではありました。しかし、これが3日後の検査では改善していました。この日、私は完治を果たしたのです。

 実はこの試みを主治医にも、麻酔科の医師にも話したました。イヤホン等で大音量で音楽を聴くのは控えた方が良いのではと云われましたが、むしろ小さめの音量で集中して聞いていましたので、耳に悪影響は与えなかったと思います。入院時から退院時まで共通の尺度を持ち続けることは、間違いなく有意義です。少しでも変化が感じられるならですが。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (14)

発症から退院までのオージオグラムの推移

 クリニックと、病院での聴力検査の結果を一覧表にまとめてみました。7月23日は最初のクリニック受診時に受けた検査結果で、今回の「突発性難聴」治療のスタート時の数値です。2000Hzよりも高い音は問題ありませんでしたが、1000Hzよりも低音域では大きくグラフが落ち込み、500Hz以下ではほとんど聞こえない状態でした。7月26日午前のクリニックでの検査と、午後からの病院の検査の結果はほぼ同じでした。1000Hz域で改善していたものの低音は相変わらず聞こえていません。この日入院が決まり、翌日午後から入院、本格的に治療が始まりました。入院後の加療による治癒の経緯が、この後の4回のグラフに表れています。

オージオ3


 なかでも最も勇気づけられたのは、29日の検査結果でした。この治療は、最初からフル態勢でガンガンと飛ばしていき、徐々に落としていくというスタイルを取るようです。発症後できるだけの短期勝負が有効であり、副作用のあるステロイドを使用することから、落としどころを見定めながらの治療計画となるのだと思いますが、それがいきなり功を奏したことで、かなりの希望が芽生えました。その次の検査の8月2日には全帯域で30dBを下回り、低音に関しても、ほとんど問題ないレベルまで復活しました。そして退院が視野に入り、5日の検査では左耳の聴力が右耳を上回る結果となりました。若干、左の耳の聴覚が良いのが、私の元々の姿です。

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2010/08/09 (Mon) 突発性難聴サトマサ闘病記 (15)

濃厚な治療を受けて、入院の費用は

 現在、多くの急性期病院では、診療報酬の請求が「DPC(Diagnosis Procedure Combination)」という疾患別の包括報酬入院料となっています。つまり、これまで入院時のベッド料以外は、検査も手術も処置も薬も、「出来高」により個別に計算され積算されていたのですが、2003年から国の方針として入院日数を減らし、標準化した治療を行き渡らせ、疾患ごとの治療エビデンスを獲得するために、そして無駄で過剰な医療を排除し医療費を押さえ込むために、日本独自の入院1日当たりの「診断群分類包括評価」に基づく診療報酬支払制度が作られ、在院日数を減らすためのインセンティブを与えるために入院初期を高く報酬設定し、入院期間に応じて漸減制を取るようになっています。「入院医療費の1日定額支払い制度」です。当初は、大学病院など、超急性期を担う特定機能病院だけだったのですが、毎年対象が拡大し、今では一般の公立病院クラスでも2時救急を担うような病院は、その多くがこのようなDPC対象病院となっています。この制度下では、入院料、投薬、注射、検査、レントゲン等は包括評価の定額で、手術、点数の大きい処置、リハビリ、胃カメラ、一部の薬剤などは出来高払いとなりますが、DPC包括報酬は具体的には下記の式で表すことができます。もちろん高度先進医療などの「評価療養」と差額ベッド代などの「選定療養」は医療保険外です。

●DPCにおける総報酬額(入院費用)=
診断群分類による包括評価+出来高評価+入院時食事療養費+高度先進医療費

●診断群分類による包括評価=
診断群分類ごとの1日当たり点数×医療機関別係数×入院日数×10円

それでは、DPCコード「030428 突発性難聴」では、入院費はどのように計算されるでしょうか。私の入院のケースで算定してみます。

表


(1)入院12日間
入院1日目~5日目: 5日×2,798=13,990
入院6日目~10日目: 5日×2,068=10,340
入院11日目~12日目: 2日×1,758= 3,516
計  27,846点(27万8,460円)
これに病院ごとに決められた新機能係数を乗じて、DPC包括点数が決まります。
計  32,794点(32万7,940円)

(2)麻酔料:星状神経節ブロック
入院中に17回受けましたが、1日1回の算定しかできず入院中9回で算定
340点×9回+薬剤89点=3,149点(3万1,490円)

(3)処置: 高気圧酸素治療
入院中に9回受けましたが緊急2回「救急的なもの: 多人数用高圧酸素治療6,000点(1週間以内)」を算定し、その他は包括内になっていました。(入院当初は救急扱いだったのかも知れません)
6,000点×2回=12,000点(12万円)

(4)医学管理料・投薬・入院料加算・入院時食事療養費

----------------------------------------------------------------------------------

 入院保険点数計は49,477点、即ち49万4770円になり、3割負担なら14万8431円の支払となります。食費を入れて約17万円の入院費用となります。民間保険で掛けている入院費用が1日当たり1万円あれば、実質数万円の負担で済ませることが可能ですが、そうでなければ手厚い治療だけに相応の費用負担が発生します。

※医学管理料は、薬剤管理指導料2(380点×2)と「医薬品安全性情報等管理体制加算」(50点)の合計
※投薬はDPCの包括点数に含まれるため、睡眠剤(セルベックス)の16点×4日のみ
※処置(高気圧酸素)は「救急的・多人数用」を適用して6,000点×2回を算定
※麻酔は「星状神経ブロック」340点を9回算定(実際には17回実施)。
 これに1%カルボカイン注(5mLV/10mLV)9回分89点を加算
※入院料は「1級地地域加算」「療養環境加算」「栄養管理実施加算」の合計55点×12日=660点
※DPC包括点数については入院日数に応じて1日包括点数が変化するが、これに病院毎の新機能係数が掛けられる
※入院食利用の場合、食事負担金として「入院時食事療養(1)と「食堂加算」が1食あたり690円
 (1日3食で2,070円)。12日入院(週末外泊)29食で約2万円(私は朝食以外は病院の一般食堂を主に利用)

 私の場合は、14日の入院予定を12日で切り上げて退院することができました。しかし入院しても完治には至らない方も、たくさんおられます。気持ちは弾んでいても、院内で素直に喜べないのは仕方がありません。病院の先生方、看護師さん、スタッフの皆さんに心の中で深く感謝しながら、退院の日、最後の点滴を受けました。

皆さん、本当にありがとうございました。
そして今、この疾患に立ち向かおうとしている貴方に幸あらんことを。

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2010/08/24 (Tue) 中華鍋振り料理(1)


■サトマサの中華鍋 鍋振り料理


 サトマサの楽しい中華鍋振り振り録と
テニスクラブでのM氏、N氏の両巨匠の料理とレシピを紹介していきます。


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中華鍋振り料理(1)
「青菜炒め」


 中華鍋を振って炒める基本の料理。ポイントは時間をかけずに、さっと炒めること。シャキシャキした感じを出すためと、青菜の色を際立たせるためにに湯通しします。湯通しには、塩とサラダ油を必ず使います。今回は青梗菜と水菜で作りましたが、青梗菜さえあれば、小松菜や空心菜など、どんな青菜を組み合わせても使えると思います。中華料理は皆そうですが、この料理も作りたてが一番。「食感」と「緑の色身」が命ですので、これをイメージしながら鍋を振りましょう。

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(材料)
○青梗菜 2束
○水菜 1束
○合わせ調味料
 鶏ガラスープ 大さじ2
 塩 小さじ2
 胡椒 少々
 片栗粉 小さじ1
 砂糖 小さじ1
○炒め香り付け
 生姜みじん切り 小さじ1
 にんにく 小さじ1
○仕上げ 
 胡麻油

(調理)
(1) 青梗菜を葉の部分と下部分に2等分し、下部分は縦に8等分する。水菜は火が通りやすいので、青梗菜の長さに合わせて切るだけ。
(2) 深皿に「鶏ガラスープの素」を使ってスープを作り、塩・胡椒・片栗粉・胡椒を合わせて調味料とする。
(3) 菜を湯通しする。中華鍋に湯を沸かし、塩をひとつまみ、サラダ油を少々入れて、沸騰したら青菜類を入れてさくっと茹で、ざるに上げる。
(4) 中華鍋に、サラダ油を引き弱火で熱したら、炒め香り付けの生姜とにんにくを、香りが立つまでゆっくりと炒める。香りが立ってきたら、強火にして(1)の青菜を入れ手早く炒める。そして合わせ調味料を加えてさっと絡め、火を落としてから仕上げにごま油を落とす。

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2010/08/25 (Wed) 中華鍋振り料理(タイトル)

◆中華鍋振り料理(2)
「青椒肉絲」



 これも中華鍋を振って炒める、楽しい料理です。ポイントは、牛肉に下味をつけ30分ほど寝かせておくことと、ピーマン類、タケノコを炒めシャキシャキ感を残したまま少量の鶏ガラスープで味付けすること。時間をかけずに、強火でさっと炒めることが重要です。この料理は短時間で一気に仕上げることが一番ですが、やはり作りたてが一番。「牛の旨味」と「野菜の彩り」が命ですので、これをイメージしながら鍋を振りましょう。

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(材料)
○牛肉ももステーキ用 100g×2枚
 下味(紹興酒大さじ1、醤油小さじ2)
○ピーマン7個
○赤ピーマン大1個(あれば黄ニラも)
○タケノコ(千切り) 100g
○炒め香り付け
 生姜みじん切り 小さじ1
 にんにく 小さじ1
○鶏ガラスープ 大さじ2
○合わせ調味料
 醤油 大さじ3
 胡椒 少々
 砂糖 小さじ1
 胡麻油 小さじ1
○片栗粉 

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(調理)
(1) 牛肉ステーキ用を筋にそって、5ミリ角程度の細切りにし、下味をつけ、30分ほど寝かす。
(2) 緑/赤のピーマンを縦に2分の1し、重ねて斜め千切りにする。幅は5ミリ程度。タケノコも、3ミリ程度に千切りにしておく。
(3) 小皿に合わせ調味料を作っておく。
(4) 中華鍋に、サラダ油を引き弱火で熱したら、炒め香り付けの生姜とにんにくを、香りが立つまでゆっくりと炒める。香りが立ってきたら、強火にして(2)のピーマンとタケノコを入れ、鶏ガラスープを加えて手早く炒め、取り出す。
(5) (1)の牛肉に片栗粉を丁寧にまぶす。
(6) 中華鍋にサラダ油を熱し、(5)の牛肉を炒め、火が通ったところで(4)の野菜を戻し、ひと炒めしたらできあがり。


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2010/08/27 (Fri) 中華鍋振り料理(3)

◆中華鍋振り料理(3)
「海老のチリソース炒め」


 海老の油通しを省略いて、簡単に作る方法。ポイントは海老を炒める時に片栗粉をまぶして、海老の旨みをしっかりと残すこと。そして豆板醤を炒めた香りをほどよく残すこと。鶏ガラスープ、トマトケチャップ、砂糖、塩の味のバランスも決め手となります。そして最後の水溶き片栗粉は、調整しながら少しずつ入れてきましょう。コツは中華らしく、強火でガガッと炒めること。時間が命ですので、「10分で」とイメージしながら鍋を振りましょう。

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(材料)
○むき海老 300g~400g(生を使う場合は背わたを取ること)
 片栗粉、大さじ2~4を丁寧にまぶしておく
○炒め香り付け
 生姜みじん切り 小さじ1
 にんにく 小さじ1
○豆板醤 小さじ2
○酒  大さじ2
○合わせ調味料
 鶏ガラスープ 2/3カップ
 トマトケチャップ 大さじ4~5
 砂糖 大さじ1
 塩  小さじ1/3
○長ネギ 1本(みじん切り)
○水溶き片栗粉 大さじ1と同量の水

(調理)
(1) むき海老の水気を切って、片栗粉をまぶしておく。
(2) 長ネギをみじん切りし、小皿に合わせ調味料を作っておく。
(3) 鍋を熱し、油でむき海老を炒め、取り出す。(本来は卵白、片栗粉、油、塩、胡椒で下味をつけてから油通しする)
(4) 中華鍋に、サラダ油を引き弱火で熱したら、炒め香り付けの生姜とにんにくを、香りが立つまでゆっくりと炒める。香りが立ってきたら豆板醤を入れ、さらに炒める。
(5) 酒を入れて、強火で煮立たせる。
(6) すぐに合わせ調味料を入れ、煮立ったところで長ネギも投入。
(7) 馴染んだところで、(3)の海老をを入れよく絡める。
(8) 強火のまま水溶き片栗粉を調整しながら少しずつ入れて、適度にとろみをつけていく。(いきなり全部を投入しないこと)

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2010/08/29 (Sun) 中華鍋振り料理 (4)

◆中華鍋振り料理 (4)
「麻婆豆腐」


 おなじみの四川料理の筆頭格。味の決め手となるのは、豆板醤と豆鼓(トウチ)をベースに、そして最後に味を引き立たせる花椒(ホワジャン)です。最近では、ほとんどのスーパーで、調味料の棚の近くに小さな袋がボードに貼り付けられています。豆鼓も花椒も、八角や木耳などの横に百円程度で吊り下げられていますので、必ず使って下さい。この二つで、本格的な四川の味を出すことができますよ。単に辛いだけではない、複雑で奥行きのある繊細な味を作ってみましょう。結構な手間はかかりますが、感動の味です。四川の名店の味にも匹敵しますから。

麻婆写真

(材料)
○ぶた挽肉 100g~150g
○木綿豆腐 1丁
○炒め香り付け
 生姜みじん切り 大さじ1
 にんにく 大さじ1
 長ネギみじん切り 大さじ3
<調味料>
○豆板醤 小さじ2
○豆鼓 大さじ1を軽く刻んでおく
○甜麺醤 大さじ1
○酒  大さじ2
○鶏ガラスープ 250ml(4/3カップ)
○オイスターソース (これはお好みで適量)
○醤油 小さじ1~2
<仕上げ>
○水溶き片栗粉 大さじ3/2と同量の水
○ごま油 大さじ1/2
○花椒 (少々だが、これが味の決め手)


(調理)
(1)まずは豆腐から。横から包丁を入れ厚みを半分にしてから、縦横に1.5センチ角に切る。湯を沸騰させ(できれば別の鍋に)、豆腐を入れて一煮立ちさせ、ざるに取って水気を切る。
(2) 切っておいた炒め香り付けを弱火でいつものように炒め、挽肉を入れてからは強火にする。柄杓で上から叩くように、挽肉をほぐし丁寧に炒める。色が変わったら、豆板醤を入れて、ぼろぼろになるまで、ここは中火でじっくりと炒める。挽肉に味を染みこませるのです。
(3) ここからは手早く進める。豆鼓、甜麺醤、酒、鶏ガラスープ、オイスターソースを投入。強火のまま煮立つのを待つ。
(4) すぐに豆腐を戻し入れて、さらに2分ほど煮る。豆腐がくっついて離れなくても気にしない。杓子で混ぜているうちに、壊れたり離れたりするので無視する。豆腐はすでに水分が抜けているので、とにかく素早く。
(5) 水溶き片栗粉を調整しながら少しずつ入れて、適度にとろみをつけ、ごま油と花椒で香り付けしてできあがり。

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2010/08/29 (Sun) 中華鍋振り料理 (5)

◆中華鍋振り料理 (5)
「炒飯」


 これぞ中華鍋が演出する料理の真骨頂、男の中華の王道。味の決め手となるのは、とにかく強火でしっかりと炒め、パラリとした食感を残しながら、味はしっかりと付けた一品に仕上げましょう。ご飯は炊きたてが一番ですが、冷えたご飯でも電子レンジで温めてから使えば大丈夫。入れる具の汎用性が高いのも、炒飯の「ゆるい」ところ。アバウトな気持ちで冷蔵庫の余り物を活用し、プロのように大胆に鍋を振りましょう。
今回は、焼き豚の代わりにハム、椎茸の代わりに木耳、グリーンピースの代わりに枝豆を使いました。


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(材料)
○ご飯 茶碗3~4杯分
○卵 3個(軽く塩・胡椒する)
○炒め香り付け
 にんにく 大さじ1
○肉(焼き豚、ベーコン、バラ肉、ハム) 60g~100g
○生椎茸 3本(今回はなかったので、木耳を戻して使いました)
○長ネギ 1/2本
<調味料>
 鶏ガラスープ 大さじ2~3
 酒 小さじ1/2
 塩 小さじ1/2
 胡椒 少し(しっかりとした味付けなら、多めに入れてもOK)
 甜麺醤 小さじ1(これを入れると味が深くなる)
<仕上げ>
○醤油 大さじ1(濃いめの味付けなら、大さじ2~3入れてもOK)
○グリーンピース 大さじ3(今回は枝豆で代用)
○ごま油 大さじ1


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 中華鍋(北京鍋)は左手で、下から手のひらを上に向けて持ち上げるように持ちます。鍋は、上下に振るというイメージではなく、鍋の向こう側の傾斜を利用して、そこに具を当てて自然に持ち上げるという感じです。鍋を振るのですが、むしろ「鍋を強く手前に引く」イメージを持って下さい。それができるようになれば、多少上下に振る感覚も付け加えることができます。写真は、我が家の3人分の朝食でしたが、ほぼ大人2人分相当の量だと思います。

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(調理)
(1)まずは半熟卵。油を引いた中華鍋に塩・胡椒で味付けした溶き卵を入れ、卵の周囲が少し白くなったら、お玉でゆっくりと静かにかき混ぜる。半熟状態で直ぐに取り出しておく。
(2) 鍋に油を引き直し、炒め香り付けを弱火で炒め、香りを出してから具を投入する。木耳、長ネギ、ハムを入れて強火にし、短時間で炒める。
(3) ご飯を鍋肌全体に薄く広げ、裏返しながら具と混ぜ、手早く炒める。
(3) ご飯が気持ちパラリとしたら半熟卵を戻し入れる。具材に火を通すには、お玉の背を上手く使うこと。軽くつぶすように上から押し当てパラパラになるまで炒める。
(4) 塩・胡椒以外の調味料を事前に合わせておけば、鍋振りしながら炒めに集中できる。ここで調味した味を確かめること。そして醤油を具に垂らす。鍋肌から回し入れるのは、すぐに蒸発してしまうのでNo Good。
(5) グリーンピース(枝豆)を入れて、仕上げにごま油を加えて出来上がり。

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2010/09/11 (Sat) 中華鍋振り料理 (6)

◆中華鍋振り料理 (6)
「麻婆春雨」(肉末粉絲)


手軽に作れるが、沢山作ると結構たいへん。この料理の「肉末」は挽肉、「粉絲」は春雨。春雨をお湯で戻し、豚の挽肉と春雨を炒め煮し、味を整える料理です。味のポイントは春雨にスープをしっかりと含ませることでしょう。


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(材料)
○春雨 250g
○炒め香り付け
 にんにく 大さじ1
○豚の挽肉 200g
○筍の細切り 150g
○木耳 1袋
○万能ねぎ 数本
○唐辛子 大5本

<調味料>
豆板醤  大さじ1
甜麺醤  大さじ1
鶏ガラスープ 50cc

<仕上げ>
老酒 大さじ2
醤油 大さじ2
砂糖 少々
水溶き片栗粉  大さじ2
ごま油  少々


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(調理)
(1) 別の鍋に春雨を熱湯で茹でて、ざるにあげて冷ます。中国産は細いが、国内産は太く重いので、大量に作ろうとすると鍋を振るのが大変。
(2) 中華鍋に油を引き、炒め香り付けを弱火で炒め、香りを出してから豚の挽肉を入れる。
(3) 豚に火が通ったら、調味料を入れる。そしてじっくりと炒める。
(4) 筍の細切り、木耳、万能ねぎ、唐辛子を素早く入れて炒める。すぐに春雨を入れて、絡ませる。
(5) 仕上げに、予め作ってあった老酒、醤油、砂糖を入れ、水溶き片栗粉でとろみを付けてから、ごま油で風味を出す。


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2010/09/12 (Sun) 中華鍋振り料理 (7)

◆中華鍋振り料理 (7)
「鶏レバーニラ炒め」(炒鶏肝)


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 学生時代によく食べた豚のレバニラ定食。30年かかっても進化したとは言い難いのですが、街の中華屋さんの定食とはひと味違う料理とするために、ひとひねりしました。違いを際だたせるために、見た目の美しさを演出するイエローパプリカ、そして味を引き締めるために豆鼓醤を使ってみました。今度は四川風に、豆板醤とか使ってみようかな。ちなみに豚よりも鶏のレバーの方が癖がなく、ビタミンAも沢山含まれているそうです。

(材料)
○鶏レバー 300g
○青ニラ 1束
○長ネギ 3本
○木耳 1袋
○イエローパプリカ
○炒め香り付け
 にんにく 大さじ1
 生姜 小さじ2

<調味料>
老酒 大さじ2
醤油  大さじ2
豆鼓醤  大さじ2
鶏ガラスープ 大さじ2
胡椒 少々


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<仕上げ>
水溶き片栗粉  大さじ2
ごま油  少々


(調理)
(1) 長ネギと青ニラを5センチほどの長さに揃えて切り、長ネギは縦に細くカットする。木耳はお湯で戻し、石突きを落としておく。イエローパプリカも縦半分にカットしてから、繊維に沿って細く切ります。
(2) 鶏レバーは、水で洗ってから血合いと硬い筋を取って、3ミリほどの薄切りにして、皿に並べ、老酒を振っておく。鍋に入れる前にはキッチンペーパーで余分な水気を取る。
(3)中華鍋に油を引き、炒め香り付けを弱火で炒め、香りを出してから強火にし、鶏レバーを入れ鍋を振ってよく炒める。
(4) 火が通ったら、野菜類をどばっと投入。作っておいた調味料を入れて、一気に全体を絡める。
(5)青ニラを入れて、さっと炒め、水溶き片栗粉で軽くとろみを付けてから、最後にごま油を仕上げに垂らす。


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2010/09/12 (Sun) タイガース優勝しかないでしょう


タイガース優勝します

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2012/04/16 (Mon) 「Visionと戦略」5月号

「Visionと戦略」5月号


私が編集長をしている「Visionと戦略」について、どうせならブログに載せようと、思い立ちました。これから毎月、少しずつ充実させていきます。
まずはメーリングリストの内容から。


さて、5月号巻頭インタビューは、国立大学法人東京医科歯科大学大学院医療政策情報学分野教授で、厚生労働省政策科学推進研究事業「DPCデータ調査研究班」(伏見班)研究代表者でもある伏見清秀氏にお話しを伺いました。今回の診療報酬改定では「前年度並みの収入確保機能」を排除する方向が明確にされました。これについて氏は「DPCに限定して見てみると、今回の報酬改定では相当大きな事を成し遂げたと感じています。一つは病院群をⅠ群、Ⅱ群、Ⅲ群に分け、ここに基礎係数を導入した事です。また機能評価係数Ⅱについて6項目を見直し、今改定でほぼ最終型に近くなったといえるかもしれません。平成30年度の完成まで、今後大きく変えることは難しいと思います。そういう「DPCの仕組みを大きく決めた」という意味で非常に重要な改定となりました。今のままで2年後に改定を迎えると、報酬がぐんと上がる病院と大きく下がる病院が相当数出てくることは間違いありません。仮にDPCの報酬で病院経営が成り立たなければ、DPCから出て行くしかありませんから、極端に言うならこの制度だけで急性期病院の機能分化を促すこともできます。それほどインパクトの大きな点数の決め方になってきます。これまでの出来高報酬の保証から、機能評価係数Ⅱによって大きく「医療機能と質へのインセンティブ」を明らかにしました。出来高の足かせがほぼ外れた状況で病院の機能を評価できる事になりましたので、制度上は新たな転機であると言って差し支えないと思います」と、転換点であったことを強調されました。そして「DPCによって急性期病院の中味が明らかにされてきたように、亜急性期にも「このような医療を提供している」というデータ作りが必要になってくる、制度の中でポジションを確立していく努力が必要ではないか」と、期待を込めてインタビューを締めていただきました。

●特集
 5月号の特集のテーマは、「補助金を徹底活用する医療・介護事業経営」です。医療では、私的病院に対しても適用される「特別交付税」制度。その三要件は、私的病院、救急告知、実施基準リストです。「特別交付税」制度は、私的医療機関をも対象とするよう昨年改正されました。仕組みが複雑で交付されるのは自治体であること、先に市町村が病院に対して補助をすることが要件であるなど、特殊な事情もあります。主に私的病院に対する特別交付税制度について、東日本税理士法人副所長の長英一郎氏にお話しを聞きました。そして介護では、コスモプラン株式会社の水野直樹氏に、厚労省の「介護基盤緊急整備等臨時特例基金」と、国交省のサービス付き高齢者向け住宅を対象とした「高齢者等居住安定化推進事業」、そしてそれら以外にも活用可能な数々の補助金について、詳細を伺いました。国の政策誘導だと知りつつも、梯子を登らなければ時代から取り残される事にもなりかねませんが、その振興策として補助金が使われている現状をレポートします。

●最前線ルポ
 医療福祉経営最前線は、神奈川県横須賀市の社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループを訪ねました。二次救急を受け持つ急性期251床のDPC対象病院。併設する健康管理センターでは特定健診やがん検診を提供し、近隣の湘南国際村クリニックは在宅療養支援診療所として外来・訪問診療を行い、在宅看取り、在宅ホスピスに力を入れています。特養衣笠ホーム、衣笠ろうけん、衣笠病院ケアセンター、長瀬ケアセンター、葉山町デイサービスなどの関連施設を含めて、法人は保健・医療・福祉の全般に及ぶ幅広いサービスを地域に提供してきました。根底にあるのはキリスト教精神。どの施設でも法人理念の「最も小さき者への共感」が底流に流れています。その法人の理事長に、神奈川県副知事から県立保健福祉大学の副学長を経て、室谷千英氏が就任されています。現場を知り、人材育成の場を作ったトップの存在と女性力を活かす取り組みは、職員にとっても非常に大きな励みとなっているようです。法人で注目されるのが、1単位1時間半の枠を1日4単位設定する、短時間通所リハビリテーション。2009年に開設しましたが、個別リハに特化した形態が好評を得て利用者数は190名、予約枠も98%と好調で、今回の報酬改定により加算項目も増え月間収入は540万円を予測しています。5月号に是非ご期待ください。

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2012/05/11 (Fri)

■メルマガ 2012年6月号紹介

 「Visionと戦略」編集長の佐藤です。6月号巻頭インタビューは、デンタルサポート株式会社代表取締役社長・CEOの寒竹郁夫氏を訪ねました。訪問歯科診療サポートのパイオニアとして全国展開し、医科・介護も手がけ、在宅医療では医科・歯科ともに日本最多の患者数を有するグループ年商86億円のグループに成長させた人物です。同社を中心とするDSヘルスケアグループのコーポレートメッセージは「トータルヘルスから、在宅ケアまでのイノベーション」。その意味するところは「全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こす」ことでした。医療・介護業界で必要不可欠な存在になる」ことを目標に進められる海外展開やM&A、歯科技工、リハビリ特化型デイサービスセンター展開、高齢者住宅など、幅広く同社の今後について伺うことができました。

 6月号の特集のテーマは、「外来維持期リハビリから、短時間通所リハビリへの移行」です。今年の同時改定では、維持期のリハビリテーションの医療保険から介護保険への移行策が、明確に表れました。特集Part.1では、この介護保険側での対応について、厚生労働省老健局老人保健課課長補佐の井上智貴氏にお話しを伺いました。①リハビリテーションマネジメント加算の算定要件の緩和と、②個別リハビリテーション実施加算の1日複数回算定を可能とし、従来以上に個別リハビリに着目した評価を加え、円滑な移行を進めると共に、③短期集中リハビリテーション実施加算を切り分け、シンプルで納得性の高い算定構造としました。そして④重度療養管理加算の新設によって、医療の必要性の高い利用者の受入を医療機関に求めています。
 そしてPart.2では、米子市の社会福祉法人こうほうえん錦海リハビリテーション病院の角田賢副院長に、「短時間通所リハビリ」の取り組みを推進してこられた立場からお話しを聞きました。同病院は、脳血管疾患の患者さんを主な対象とした48床の回復期リハビリテーション専門病院に、通所リハビリテーション(通所リハビリテーションきんかい)、訪問リハビリテーションを併設しています。ずばり成功のポイントは「リハに特化し1-2時間で2単位のリハビリテーション、入浴・食事・送迎なしで負担をなくし、外来診療と組み合わせて双方を算定し、地域のケアマネとの関わりを強くしていく」という事でした。

 医療福祉経営最前線は、東京都品川区のNTT東日本関東病院看護部を取材しました。大きなテーマとして挙げられていたのが「看護技術の標準化と、ルールの共通化」です。熟成されたステップ別研修と、キャリアを極める3つのコースの組み合わせで、急性期医療の現場を預かっておられました。病床606床、29診療科、平均在院日数約10.5日、手術は年約5600件、外来患者は毎日約2千人を超えています。取材は看護部門での新人研修をお願いしました。トレーニングラボ室での集合研修と、配属部署での実地研修が、毎日の午前午後で組み合わされ進められていました。1日の中で研修環境に変化を付け、また早期に配属先での人間関係も作ることができるようバランスを取りながら、夜勤研修も組み込まれています。また当院は昨年3月、米国JCI(国際病院評価機構)から国内2カ所目の病院として認定を受けていますが、この評価認証にあたっての各審査項目は関連性と一体性を重視しているため、院内の複数部署が協働して改善しなければならなかったそうです。この経験が、更に院内の風土を活性化させたとお聞きしました。6月号にも是非ご期待ください。

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2012/12/09 (Sun) 「認知症の脱精神科医療」

「認知症の脱精神科医療」を次期障害者基本計画に目標として設定すべき
上野秀樹先生の意見書です。

障害者基本法が昨年改正され、「障害者基本計画」の策定、変更を行うために「障害者政策委員会」が内閣府で進められています。今月17日に第4回、年明けに第5回、そして3月には障害者基本計画を閣議決定することになっています。政権交代でどうなるかは分かりませんが、この委員である、お馴染み海上寮療養所の上野先生が17日に意見書を出されます。とても重要な指摘ですので、皆さんに拡散したく先生の了解を得ました。

「認知症の脱精神科医療」を次期障害者基本計画に目標として設定すべき
海上寮療養所 上野 秀樹

認知症を従来の精神障害施策の中に取り入れてしまうことは不適切です。むしろ「認知症の人の脱精神科医療」を次期障害者基本計画に目標として位置づけるべきであると思います。以下、理由を説明します。

認知症は医学的な定義としては、いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために日常生活・社会生活に支障をきたすようになった状態のことをいいます。

認知症になると二種類の症状、すなわち、もの忘れや判断力の低下などの認知機能障害と言われる症状と、不安、うつ状態、幻覚や妄想、興奮、不潔行為などの行動・心理症状といわれる症状が生じてきます。行動・心理症状のある認知症の人を、従来の精神科医療施策の中で扱おうとする考え方がありますが、間違いです。

まず、すべての認知症の人に行動・心理症状が認められるわけではありません。また、認知症の人の行動・心理症状は、認知機能障害のための周囲の環境に対する反応という要因が大きいので、ケアや対応の工夫で改善する場合が多いのです。たとえば、周囲の環境の変化にうまく適応できないと混乱してしまい、今までできていたこともできなくなったり、パニック状態になることがあります。

また、なにか希望や伝えたいこと、困っていることがあっても言葉でうまく表現することができずに、いらいらしたり、叫び声を上げてしまったり、さらには暴力をふるってしまうこともあります。身体的異常があって、それを言葉で訴えることができずに行動・心理症状が出てくることもあります。例えば、便秘でおなかが張って苦しいことを言葉で言えず、いらいらしたり、周囲に対して暴力的となっていることがあります。

こうした認知症の人の行動・心理症状は、周囲の人からは困った「問題行動」として、そして「精神科医療で治療すべき対象」としてとらえられがちですが、認知症の人からの「言葉にならないメッセージ」である可能性が高いのです。実際、認知症の人が混乱しないような良い環境と、その言葉にならないメッセージを読み取り、認知症の人の人間としての尊厳を満たし、その生きがいを満足させることができるような良いケアが提供されるとき、多くの行動・心理症状は改善していきます。

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プロフィール

MattSatoh

Author:MattSatoh
「医療・介護」の月刊誌の
 編集の仕事をしています。

そんな私が、この夏、
「突発性難聴」に罹りました。

幸い12日間の入院で完治、
この経験を書いてみました。

ほかにも医療と介護について
 感じていることを……

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